« 日米就職戦線異状あり?履歴書とレジュメ | トップページ | 京大で学生1人はしか »

バイオ拡大で食料不足 穀物需要増え懸念強まる

政府は25日、平成18年度版農業白書(食料・農業・農村の動向)を閣議決定した。途上国を中心とした人口増加やバイオエタノール用の穀物需要拡大で将来、世界的に食料需給が逼迫(ひっぱく)することを懸念。食料不足を防ぐため、国内の農業生産を増やすことが重要と強調している。

 国連の調査によると、世界人口は2006(平成18)年の65億人から50年に90億人を超えるとみられ、穀物消費も1999年から01年までの3年間の平均である11億トンから50年には倍増する見通し。近年は穀物の生産量が消費量を下回り、在庫が減少。白書では「干ばつなどで、大豆や小麦の価格が上昇している」と指摘している。

 ここ数年はバイオ燃料用の穀物需要が増えている。米国ではバイオエタノール工場の建設が相次ぎ、原料のトウモロコシ需要が急増、トウモロコシを使った飼料や食料品が値上がりしている。米農務省は、米国のトウモロコシ総需要に占める燃料向けの割合が、06年の18%から10年後には31%に上がると予測、白書では輸出減を通じて日本など輸入国に影響が広がることを懸念している。

 農業をめぐっては、政府が他国・地域との経済連携協定(EPA)交渉を進めており市場開放の圧力が強まっている。食料の輸入がさらに増える情勢だが、白書は「自然条件の変動などで(輸出国で)生産量が減った場合、農産物はまず国内消費に向けられる」として輸入に過度に頼る危険性を強調した。

 一方、国内での生産を増やすため、生産効率を上げて農業経営の大規模化を進める必要性を指摘。耕作放棄地に燃料用のイネを育て、緊急時に食用に転作するなど、不測の事態への備えも挙げた。

(2007/05/25 10:36 産経新聞)

自作でDVDラベルを作りたい人は

|

« 日米就職戦線異状あり?履歴書とレジュメ | トップページ | 京大で学生1人はしか »